2010-2011年会長挨拶

ご挨拶

 

国際ロータリー第2790地区
2010-2011年度
東金ロータリークラブ
会長 小林 信雄

  東金ロータリークラブは、昨年創立50周年を迎え、盛大に記念式典を挙行することができました。今日まで奉仕のための団体として継続、継承されてきたことは、時代を超越して意義深い活動をされた先達の優れる努力の賜りものである。私たちはこれに幾分かを積み重ねて次代の人々に贈る活動を展開させたいものである。

ロータリーは、職業人の奉仕のための集団である。職業における道徳基準を奨励し、世界中で友好と平和を築くために活動している。活動の内容はクラブ奉仕、職業奉仕、社会奉仕、国際奉仕の4大奉仕であるが、そのうちクラブ奉仕と職業奉仕は、人生を謳歌し、善き市民となるよう私たちを導いてくれるものである。さらに、社会奉仕と職業奉仕は、地域社会をより住みやすく、働きやすい場所にすること。そして国際奉仕は、海外のロータリークラブと協力し、世界理解、親善、平和を広め、世界をより良い場所にするための機会を私たちに与えるものである。(「ロータリーの友」7月号)。とレイ・クリンギンスミス国際ロータリー会長はいう。

  • 住みやすく、働きやすい世界を作るための奉仕活動
  • 世界中の人々の善意をつないで協力と支援を得ること。

これがロータリーとは何か。 という質問に対する答えである。

近年、企業不祥事が多発しているが、生産・サービス組織内におけるモラルの変革が遅れて消費社会の状況に適合できなくなったことに由来するものである。消費社会とは、今日の先進国のような、もの余り時代の消費者の力が生産者のそれを淩駕する時代のことである。

生産者が投資効果、生産効率の最大を目指して努力する効率追求の原則が強く働く国や地域も地球上にはたくさんあるが、消費社会の状況が、生産者の過剰な生産効率至上主義的な姿勢に変革を促している。消費社会には、年金者などの消費利益のみの消費効率追求の原則が働き、モラル観に基づく消費者の生産効率に対する反発を促しているのが現状である。

このような社会におけるロータリアンである。会員相互にコミュニケーションを密にし、フィローシップを大切にして信頼し合い、職業におけるモラル・アップと親睦と自我を超越した奉仕のレベル・アップを期するところに奉仕活動の基本があるものと思う。

奉仕活動の行動範囲は、会員個人の職業奉仕のエリアから地域社会および国際社会に亘る広範囲に及ぶものである。そこには、理念、理想を、それのみを問うて多とするものではなく、個々人の生活上においては固より、また、単純にクラブ独自の活動のみを以って良とせず、眞のクラブとしての活動、地区単位の活動、国際単位の活動にどのように参加するか、ロータリアンの一員として、またクラブとしても更に問う必要がある。

以上をもって、東金ロータリークラブ此れにありといたします。